Web3.0という言葉を聞いて、
- 言葉自体はよく聞くけど、どういうものかよくわからない
- 専門用語を知らない人にもわかりやすく説明してくれないかな
という悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
自分も専門用語やプログラミングなど全くわからないところからWeb3.0を学びました。
なので、その気持ちよくわかります。
そんな方に向けて、この記事では、
- Web3.0とはどんなものなのか
- Web2.0の課題とWeb3.0が必要な理由
- Web3.0が解決する4つのこと(メリット)
- Web3.0の代表的なサービス
- Web3.0 6つの課題
- Web3.0の未来
ITの知識や専門用語を全くわからないところから学習した自分だからこそ、あなたと同じ初心者の目線でWeb3.0をわかりやすく説明できます!
Web3.0とは、企業や政府ではなく個人がデータを所有する、ヒトを中心とした世界を創ろうとする動き
Web3.0とは
【比較】Web1.0・Web2.0・Web3.0
Web3.0がこれまでのWebと何が違うのかを理解するために、Web1.0・Web2.0と比較してみましょう

Web1.0 読むだけ(1990〜2004)
- 私たちはネット上の情報を読むことしかできない
- インターネットが登場した時点を指す
- 情報を発信できるのは出版社やテレビ局の一部に限定されていた
- テキストでの発信が中心で、画質が悪い動画が一部あるだけ
Web2.0 読む・書く(2004〜現在)
- スマホやSNSの普及で、個人が情報を簡単に発信できるようになった(コンテンツを書き込める)
- 現在のインターネットを指す
- 人々がネットを通して繋がることができる(=交流のためにネットを使う)
- 高画質の画像やYoutubeの動画などテキスト以外での発信もできる
- GAFAと言われる巨大IT企業が登場する(例:Google)
- GAFAはユーザーのデータを収集・利用し、広告配信に利用。
その広告から莫大な収益を得ている - 個人情報、SNSの投稿、Youtubeの動画など全てのデータはGAFAや政府といった権力者のもの。個人はデータを所有していない
Web3.0 読む・書く・所有する(2014〜未来)
- Web3.0の考えは2014年にイーサリアムの共同創業者・ギャビン・ウッド(Gavin Wood)によって提唱された
- ユーザーが自分たちでデータを所有し、ネット上の取引についてお互いに監視・承認し合う。ここにブロックチェーンという技術が使われている
- 企業や政府といった権力者からデータの所有権を取り戻す。
データの所有という形で私たち個人に力を与える革命的な動き - ユーザーがコンテンツの所有者となり、GAFAなどの制約を受けず、自由に活動できる
4つの基本原則
Web3.0 4つの基本原則はこちら▼
- 非中央集権(Decentralized)
- パーミッションレス(Permissionless)
- ネイティブペイメンツ(Native Payments)
- トラストレス(Trustless)
「カタカナばかりで意味不明」と思った方、心配いりません!
1つ1つ分かりやすく説明します!
非中央集権(Decentralized)
政府・企業・特定の個人など、たった1つ(人)の権力者ではなく、私たち個人がデータを所有している状態を指します
自分のデータは自分のもの!
パーミッションレス(Permissionless)
みんながWeb3.0のネットワークに参加でき、システムを使うことができる
逆に、特定の管理者が存在し、その人に許可された人しか参加や使用ができないのは「パーミッション」
ネイティブペイメンツ(Native Payments)
銀行やクレジット会社などに依存せず、仮想通貨を使って、オンライン上でお金を支払ったり、送ったりする
トラストレス(Trustless)
銀行や単一のサーバー・データベースに依存しない
代わりに、Web3.0のネットワークに参加している人たちが、ネットワーク上の取引が正しいか確認・OKサインを出す
取引を確認・承認することでもらえる報酬のために、参加者たちは誰からの指示も受けず動いている(=自律的)
トレンド技術 全体像

上の図で全体像を押さえたら、1つ1つ見ていきましょう!
ブロックチェーン
Web3.0の基盤となる技術
特定の期間の取引記録をまとめたブロック同士をチェーンのように繋げた取引一覧表なんです!
例えば、下記のような状況を考えてみてください
- 2022年1月1日、AさんがBさんに5BTC(ビットコイン)を送った
- 2022年1月2日、BさんがCさんに3BTCを送った
- 2022年1月3日、CさんがDさんに1BTCを送った
そうすると、この図のようなイメージになります!

代表的なブロックチェーンは、「ビットコイン」と「イーサリアム」
ブロックチェーンの特徴
- 取引記録の改ざんが極めて困難
- 取引記録はブロックチェーンのネットワークに参加している全ての人に公開されている
- 取引が正しいか否かの判断、承認を国や銀行といった1権力者に頼らず、ネットワーク参加者の合意形成で行う
①改ざんが極めて困難
新しいブロックは過去の取引記録を引き継いだ形で作られます
(ハッシュ値という暗号技術が使用されている)
そのため、改ざんしようとすると、過去すべての取引記録を改ざんしなければなりません
しかし、それには超高性能なコンピューターとそれを動かす莫大な電力(お金)が必要です
②取引記録はネットワークに参加している全ての人に公開されている
このような状態で、みんなの目を盗み改ざんを行うのは非常に困難です
③ネットワークに参加しているみんなで取引が正しいかを確認・承認する
国や銀行といった一部の権力者が管理するのではなく、私たちみんなが取引の正しさを判断・承認します
国や銀行に頼らないことで、これらの機関によるデータ改ざん・ハッキング等でのデータ紛失を防ぎ、セキュリティーの向上も期待されています
イーサリアム
スマートコントラクトという機能をもったアプリを開発し、動かすことを目的としたプロックチェーン
ある条件が満たされたとき、予め決められた行為が自動的に実行されるように書かれたプログラム
スマートコントラクトを自動販売機と考えれば、分かりやすいと思います
- ある条件が満たされる:飲み物を選んで必要なお金が自販機に入る
- 予め決められた行為が自動的に実行される:自販機から自動で飲み物が出る
Dapps・DeFi
Dappsとは、イーサリアム(ブロックチェーン)上でスマートコントラクトを使って設計されたアプリ
インスタなどのアプリとの大きな違いは、開発者や企業がアプリを管理しないことです
スマートコントラクトに基づき、ある条件が満たされると、予め決められた行為がアプリ上で自動的に実行されるように設計されているんです
アプリは、金融、ゲーム、不動産など様々です
ここでは特に有名なDeFiを簡単にご説明します
銀行(金融機関)や政府の関与なしに、私たち個人間でお金の貸し借りなどが行える金融サービス
私たち個人が銀行になれると言ってもいいでしょう!
※1 金融サービスとは、お金の貸し借り・送金・保険・融資・貯金など様々です
これまでの金融サービスと比較してDeFiの特徴をみてみましょう!

銀行の仲介なしに個人間でお金のやりとりができる
これが、従来の金融サービスとの大きな違いです
そうすることで、
- 手数料が安い
- 取引スペードが早い
- 世界中だれでも平等にお金のやり取りができる
- 不正が起こりにく
というメリットがあります
逆に、銀行が仲介役になると、
- お金を送ったり、融資でお金を借りると、高い手数料を取られる
- お金を送るのに色んな書類作成、その書類の確認作業で時間がかかる
- 銀行口座をもっていない人はお金のやり取りができず不平等
- 私たちが預けたお金が不正に利用されたり、紛失するリスクがある
とデメリットばかりなんです
NFT
NFTとは、替えの効かない唯一無二のもの

上の図を見てください
あなたのパスポートと、私のパスポートは交換できませんよね!
交換できたら他人になれちゃいますからね笑
これがNFTなんです!
一方、10円玉はどうでしょうか
色とか製造日の違いはあるとはいえ、あなたの10円玉と私の10円玉は交換できますよね
交換可能なので、NFTではありません
では、NFTはなぜ生まれたのでしょうか
デジタルデータ(デジタルアートなど)の本物を誰がもっているか証明すること
言い換えると、デジタルデータに価値をもたせること
インターネットの世界ではコピーが簡単にできてしまいます
コピーされると、本物がどれか分かりません
そうすると、どんなに素晴らしい作品でも、その作品に価値があると証明するのが難しい
だって、本物かコピーかわからないんですもん
このコピー問題を解決するために生み出された技術がNFTです
NFTには、イーサリアム(ブロックチェーン)のスマートコントラクトが使われています
ブロックチェーン上に、
- いつNFTが作られたか
- 本物の所有者は誰か
- 誰が誰からいつNFTを買ったか
などの情報が誰でも見れる形で記録されています
データを見れば、デジタルデータの所有者や取引記録が一目瞭然というわけです
DAO
DAOとは、社長やリーダーなどに頼らず、プログラミングコードによって自動的に運営される会社

- 社長、リーダー、上司といった管理者がいない(完全にフラット)
- DAOに参加する私たち個人の投票によって会社のあらゆる事項が決定される
- 給与やDAOに貢献した人への報酬はすべて仮想通貨払い
- 匿名で参加できる
- プログラミングコードは誰でも見れる
ガバナンストークン
DAOでの意思決定(投票)に参加するために必要なもの
株式会社の議決権のような役割を果たしている
たくさんのガバナンストークンをもつほど、投票での影響力が大きくなる
投票で決まった改善案などはプログラミングコードに反映され、自動的に実行されます
DAOはイーサリアム(ブロックチェーン)のスマートコントラクトで動いてるため!
仮想通貨
ブロックチェーン技術を使ったデジタル通貨
有名な仮想通貨として、BTC(ビットコイン)とETH(イーサ)があります
ブロックチェーン技術をベースとしているため、ブロックチェーンの特徴をもったデジタル通貨です
具体的に言うと、仮想通貨は特定の国や中央銀行が管理していません
その代わり、ネットワークの参加者が仮想通貨の取引記録を確認・承認し合っています
そうすることで、仮想通貨の取引記録が正しいことを証明しているのです
ウォレット
仮想通貨やデジタルアートなどを保管する場所(財布のようなもの)
メタバースはWeb3.0とは別物です!
メタバースとは、私たちが生活している世界のあらゆる側面をもったデジタル空間です!
この世界にある全てのものがバーチャルな世界でも存在していると考えてください
たとえば、リアルな世界で友だちや家族と交流するように、デジタル空間で自分の分身のようなアバターを使い、他人と交流することができます
Web3.0はなぜ必要なのか!? Web2.0 2つの課題
- 個人情報の悪用・流出
- 権力をもつ1企業・政府が全てを支配している
この2つの課題があるからこそ、Web3.0を求める動きが加速しているんです!
それでは、2つの課題をそれぞれ詳しく見てみましょう
個人情報の悪用・流出(プライバシー)
私たちの個人情報が悪用された事例として有名なのが、ケンブリッジ・アナリティカ事件
Facebook上の個人情報が不正利用され、イギリスのEU離脱やトランプ大統領選挙の結果に影響を与えました
その影響の大きさからドキュメンタリー映画にもなっています
個人情報の流出はニュースでも日々取り上げられ、ご存知の方も多いと思います!
たとえば、マッチングアプリ「Omiai」がハッキング攻撃を受け、171万1756件の会員情報が流出しました
さらに、YouTubeを見ているとき、私たちの個人情報が利用されているのをご存知ですか?
YouTubeの途中で広告が入りますよね
あの広告は私たちがどんなものを見ているかなどの情報をもとに出されています
広告を打つ際に私たちの好みという情報が利用されているのです
その広告でSNSの企業やYouTubeはお金を稼いでいます
したがって、その企業から見ると私たちは単なる商品に過ぎないんです
権力をもつ1企業・政府が全てを支配している(中央集権)
権力をもつ1企業・政府が全てを支配している事例はこの2つ
- Twitterによるトランプ元大統領のアカウント停止
- 中国政府がGoogleなどアメリカ企業のサービス利用を禁止している
Twitterという1企業がトランプ元大統領の発言権を奪う
中国政府が禁止と言ったら、私たちはその製品やサービスを使えない
これこそ、1企業・政府が全てを支配している最たる例です
Web3.0が解決する4つのこと
Web3.0が解決するのはこの4つ
- プライバシーの問題(個人情報の悪用・流出)
- 中央集権に関わる諸問題
- 不便な送金システム
- 国ごとに制限された市場の問題
1つ1つ詳しく見ていきましょう!
プライバシーの問題(個人情報の悪用・流出)
Web3.0では、個人情報を企業に渡さずサービスを利用できます
企業は私たちの個人情報をもっていないので、悪用や流出のリスクがないんです!
1企業が私たちの情報をもっていると、その企業のサーバーが攻撃されて個人情報が流出してしまうリスクがあります
情報を分けて保管した方がセキュリティ面で安全ですよね!
では、「どうやってサービスを使うの」と疑問を抱く方もいるでしょう
そんな方に向けてざっくり説明します(現時点で理解できなくても全く問題ありません)
現在、どんなサービスを使うのにも「IDとパスワード」を登録しますよね
この時点で企業が私たちの個人情報をすでに取得しています
しかし、Web3.0ではサービス利用時に「IDとパスワード」を登録する必要がありません。
ウォレット(いわゆる仮想通貨の財布)を繋ぐだけでサービスを利用できます
ウォレットには私たちの個人情報が一切入っていないので、たとえ接続しても個人情報を企業に取られることはありません
中央集権に関わる諸問題
Web3.0では、企業・政府といった権力者が私たちの個人情報を一切もっていません
そのため、トランプ元大統領のTwitterアカウントを停止させたり、中国でGoogleのようなサービスを利用禁止にしたりはできないんです
ロシアの富豪がもつ資産(プライベートジェットなど)が使えなくなったというニュースを聞いたことありませんか?
アメリカ政府が富豪の名前や所有物という個人情報を知っているからこそできます
どこの誰かわからない人のものを没収したりできないですよね
つまり、個人情報をもたない企業・政府は私たちをコントールすることはできないのです
不便な送金システム
Web3.0では、銀行を介さずに個人間でお金を送り合うことができます
現状、銀行を介して海外にお金を送ろうとすると、時間とお金がたくさんかかります
銀行に行って、書類を作成して、送金理由を説明して
たとえ少額の送金でも何千円と手数料がかかったり
ほんと不便なんです
一方、Web3.0では私たち個人間でお金を送り合うため、面倒な手続きや手数料をカットできちゃいます!
銀行を介さず個人間でお金を送り合うのはどんな仕組みなのか!?
仮想通貨の財布(ウォレット)をお金を送る人と受け取る人がもっていることが前提になります
その上で、送り先のアドレスを指定して少額の手数料を払うだけで即座に送金できるんです
国ごとに制限された市場の問題
Web3.0では、国境がなく世界共通の通貨で決済が可能
アマゾンを例にして考えると、「国ごとに制限された市場の問題」がよくわかります
アマゾンはグローバル企業の代表格にも関わらず、国ごとにアマゾンのサイトが存在するのをご存知ですか?
例えば、日本のアマゾンと米国のアマゾンは別ものです
利用するにはそれぞれのサイトでアカウントを作成しないといけません
特定の国のサイトは使えないなんてこともあります
一方、Web3.0では1つのサイトを世界中の人が利用します
世界共通の仮想通貨(ビットコイン・イーサリアムなど)を使ってお金の支払いをします
まさに、真のグローバル市場が誕生しているのです
Web3.0 代表的なサービス一覧
- OpenSea(NFTを売買する場所)
- Axis Infinity(NFTゲーム)
- NFTBOOKS(電子書籍のNFT版)
- Pankakeswap(世界最大手の仮想通貨取引所)
- AAVE(お金の貸し借りをするサービス)
- The Sandbox(ブロックチェーンゲーム)
OpenSea(NFTを売買する場所)

OpenSeaはNFTを売買する場所(=マーケットプレイス)として有名です
OpenSeaは仮想通貨のウォレットをつなぐだけで利用できます!
ID・パスワードを設定するために、個人情報を入力する必要がないんです
Axis Infinity(NFTゲーム)

Axis Infinityは大雑把に言うとゲームをしてお金を稼ぐものです
(※初期投資は必要です)
賃金の低い東南アジアではこのゲームが大人気で、ゲームでお金を稼ぐ若者もどんどん生まれています
NFTBOOKS(電子書籍のNFT版)

NFTBOOKSは電子書籍のNFT版です
Kindleとか電子書籍じゃダメなの?と疑問に思った方、賢いです!
実は、電子書籍には課題があるからこそ、NFTBOOKSが誕生したんです
その課題とは中央集権です!
たとえば、アマゾンのKindleはアマゾンのアカウントに紐づいています
アマゾンがアカウントを勝手に削除したら、購入した電子書籍は失われてしまうのです
アマゾン(1企業)があなた個人の電子書籍を管理(支配)している証拠ですよね(=中央集権)
でも、NFTBOOKSなら書籍はあなた個人の仮想通貨ウォレット(財布)にあります
誰もあなたの財布から書籍を削除したり、奪ったりできないんです!
Pancakeswap(世界最大手の仮想通貨取引所)

Pancakeswapは世界最大手の仮想通貨取引所です
例えば、BTCとETHを交換したいと思ったら、Pancakeswapに行けばできます
Pancakeswapを利用するのに必要なのは、仮想通貨の財布(ウォレット)だけです
個人情報を一切登録せず使えるので、個人情報の悪用・流失はありません
Pancakeswapを使うには【Connect Wallet】というボタンを押すだけです!
使わなくなったら、接続を切るだけ!
AAVE(お金の貸し借りをするサービス)

AAVEはお金の貸し借りができるサービスです!
AAVEも仮想通貨の財布(ウォレット)を繋ぐだけで使えます
The Sandbox(ブロックチェーンゲーム)

The Sandboxは仮想空間上でユーザーが交流したり、アイテムを作ったりするゲームです
Web3.0 6つの課題
こんな素晴らしいWeb3.0にも、実現には6つの課題があります
- 一般の人が利用するのにハードルが高い
- Web3.0の技術がまだ未発達
- 法律などのインフラ整備が技術の発展に追いついていない
- 誰も守ってくれない(全て自己責任)
- 匿名で詐欺が行えてしまう
- 言語が英語なので理解が難しい
それでは1つ1つ見ていきましょう!
一般の人が利用するのにハードルが高い
Web3.0では、仮想通貨の財布(ウォレット)が必須です
これがないと、Web3.0上のサービスを利用できません
きちんと学習すれば問題ないのですが、誰でも簡単に使えるという訳ではありません
その意味で一般人にはまだハードルが高いというのが事実です
Web3.0の技術がまだ未発達
Web3.0は新しい技術なので、技術が未発達です
そのため、こんな問題があります
- システムのバグ
- たくさんの人が一度にアクセスして、システムが混乱して使えない
- システムを使う時の手数料(=ガス)が高騰して、1回数万円とかする
法律などのインフラ整備が技術の発展に追いついていない
Web3.0の発展が早過ぎて、法律などのルールが整っていません
そのため、現状の法律から考えると、これはどうなんだろう!?と悩む瞬間が多々あります
悪い言い方をすれば、無法地帯とも言えます
誰も守ってくれない(全て自己責任)
Web3.0では、基本すべて自己責任です
例えば、お金を間違って送ってしまったら、もうそのお金を取り戻すことはできません
Web2.0では、企業に個人情報を与えているので、個人がアカウントなどを誤って削除しても復元できるかもしれません
しかし、Web3.0では企業は私たちの個人情報をもっていないので、復元とか不可能です
匿名で詐欺が行えてしまう
Web3.0は個人情報をオープンにせず匿名でサービスを利用できます
これはプライバシーや中央集権の問題を解決するというプラスの面があります
その一方、匿名が故にそれを利用して人を騙してお金を盗るなどの行為ができてしまうのです
言語が英語なので理解が難しい
Web3.0の内容は基本英語です
もちろん、日本語のサービスもありますが、それはごく一部
日本語で書かれてもわかりづらいことを英語で理解しなければいけない
日本人には辛いですよね
Web3.0 未来
Web3.0が創り出す未来はこんな感じ▼
- 国家や企業ではなく、人間主体の世界が生まれる
- 国・人種・身分・性別とか関係なく、誰もが自由につながれる
Web3.0は、国家・銀行・企業による支配、古い慣習やシステムなどの制限を取り除きます
世界中の人と仕事をしたり、商品やサービスの売り買いをするのも当たり前になる
【まとめ】Web3.0のサービスに触れながら、理解を深めていこう!
ここまでの内容を振り返りましょう!
Web3.0とは、
- 企業や政府ではなく、個人がデータを所有する、ヒトを中心とした世界を創ろうとする動き
- Web1.0はネット上の情報をただ見るだけ、Web2.0は情報を発信し交流する、Web3.0は情報を巨大企業から私たちの手に取り戻し、所有する
- Web2.0が抱える「個人情報の悪用・流出」と「権力をもつ1企業・政府が全てを支配している」という課題を解決するために生まれた
ここまで読んでWeb3.0の理解が深まっても、その知識を使わないと何の役にも立ちません
まずは、1番有名な仮想通貨ビットコインを買って、Web3.0を体験してみましょう
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